3日目 大きな国の苦しい事情
中国・ロシアの大国には共通事項がある
中国・ロシアの国境は
しっかりと話し合いで決められている
その一方で
中国の南シナ海進出や
ロシアのクリミア併合など
領土を広げようとする傾向がある
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なぜか?
①自国の領土を守るために周りの国を攻める
②領土内部に大きな問題を抱えていて
人々の関心をそらすために
外へ強く出ようとする
③大国のリーダーは
戦勝することで
支持率をあげようとする
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「内部に大きな問題」とは
領土内に多くの民族を抱えていて
国からの扱いがひどければ
離れていく可能性があること。
これは
大国の内部崩壊につながるので
国は必死にとめようとする。
暴力に訴えても!
4日目 国はどう生き延び、消えて行くのか
「NATO」という
軍事同盟の枠組みの中で
ドイツ・アメリカvsロシアといった
大国間バランスを保つことで
中央ヨーロッパ小国群は
平和を保っている
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中央ヨーロッパにはかつて
オーストリア・ハンガリー帝国という
大国があった。
多数の民族で構成されていたが
国王の力が弱まると
民族主義が台頭、分裂していった。
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国が分裂すると
以前のようには商売ができなくなる。
国民の生活が貧しくなるのが殆ど。
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5日目 絶対に豊かにならない国々
アフリカ大陸にある国々は
なぜ貧しいのか?
厳しい自然環境だから?
そうではない!!
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かつての植民地時代
イギリスやフランス、ドイツなどの
大国の利害調整のため
無理矢理直線的な国境が引かれた。
その結果
アフリカの国々では
内部で民族紛争が絶えず、
強い民族が弱い民族を
暴力で支配する独裁体制が
敷かれるケースが多くなった。
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アフリカ大陸は天然資源が豊富で
本来ならば豊かになれる可能性が
あるのにそうならないのはナゼか?
天然資源を売って得たお金を
アフリカの政治家が
勝手に懐に入れてしまうから。
ヨーロッパの国々が
「マネーロンダリング」とか
「欧州への投資」とか甘い言葉をささやき
そのお金を吸い上げている
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アフリカを貧しいままにしておいて
重労働を低賃金で
やらせようとする人々もいる。
募金からでもいいから
一人でも多くの人が
アフリカに関心を寄せることが
解決への第一歩となる。