娘の例のスケジュール帳がちゃぶ台の上に「ぽん!」と置いてあるのが
目に付き、覗いて見ました。
当の本人は積み木で遊んでる。
お勉強ノルマを達成すると娘が自分で赤ペンチェックをするのだが
木曜日から今日の土曜日までの三日間、一つも達成されていない!
これは「緊急事態!」。
見てしまったからには親としては放っておく訳にはいかない。
ピアノは毎日、ノルマ化されている。
自分から「やりたい!」と演技の涙で嘆願しただけのことはある。
先ずはここからとりかかろうかな。
さほど迷惑が掛からない時間帯的でもあるので・・・。
僕はピアノをやったことがないが、触れたことはある。
それでもドレミの音階をはじめてみる。
指の運び方が分からない。「指の運び方、どうするんだあ~」
・・・教えてくれない。「何か弾いてみようかな。ドラえもんいいな~」
ワザとらしくピアノを触ってると、気持ちが傾いてきたのか、
「先輩風」を吹かしながら歩み寄ってくる。
そばにあるマガジンラックから悠然と教本を取り出し
ページを開いて僕の前に置き、娘は口を開く
「今からここを弾くから聞いててね!」
「・・・はい、パパ、やってみて!」
「パパ!速い!タァン・タァン・タァンね!」
まるで先生((笑))
教わった物事を他人に教えることで、更に意欲と理解が深まると言いますから
よい傾向でしょう。
こうやってピアノの世界へ誘ってあげるのが
僕の常套手段。
最近では僕の方もピアノが楽しくなってきました!
一時間以上も続けたので、今回は大目に見て
3日分レッスンしたことにしました。
晩御飯時も、
「食べよう」と誘っても
「終わらせてから食べる!」と言い
算数ドリルに悪戦苦闘しながらも頑張ってました。
(そもそも、毎日続けていれば苦労しないだろうに・・・です。)
うちの娘はアマノジャク。
「やる気スイッチを入れる」のも大変ですが
「切る」のも一苦労です。
だがしかし
奮闘したもののコラショ2日分を残し
土曜日は終わってしまったので
今回は残念ですが、ご褒美のサーティワンは無しと
なってしまいました。
気落ちしたのも束の間
「次は頑張る!」
と未来を見据えていました。
「ほう~。」娘の成長に心打たれた瞬間でした。
最近読んだ著書を紹介。
「自律する子の育て方」(工藤勇一氏、青砥瑞人氏 共著)
工藤氏は、ユニークな教育方針で話題になった麹町中学校の元校長先生。
自律する子の育て方のキーワードは2つ
①心理的安全性
「失敗ok!、恐れずにどんどんチャレンジしていこう!」と思える心の状態をいう。
その為の環境作りの大切さを述べています。
②メタ認知能力
自己を俯瞰して自己の成長につながる学びができるチカラ。
教育に携わる大人たちも
心理的安全性、メタ認知能力を学んでいくことが必要と述べてます。
小さなことでも子供の異変に気付いたら
「どうしたの?」「どうしたいの?」「何か支援してほしいことは?」
この3つの言葉かけから
始めるといいですよと提案しています。
僕も実践してみよう。